若い女性が起業したら、どうやって仕事をとる?「エロオヤジとの闘い」(起業7)

私が起業した1990年代はSNSがなかったし
ネット普及率が10%だったから
「ホームページ」を知らない時代だった。

ある日、ホームページ制作の受注の営業を兼ねて
経営者が集まっているという、ある場所に行くと
そこには昭和の隠れエロがたくさんいた。

バブル時代の証券会社周囲にもたくさんいたが
昭和の時代は、エロオヤジの生息域は広かった。

当時の「隠れエロ」の特徴と傾向は、
女性営業マンのノルマが厳しい時
女性社長の資金繰りが厳しい時
女性が困っている時
やけに嗅覚がきいて、近寄ってくる。

そしてエサとなるネタ作りの天才。
シラフの時は、親身で良い人。
お酒が入るとエロに変身。

ということで隠れエロは、意外と世話人だったり
大切な人や仕事を紹介してくれたりして
邪険にできない立場にいることが多い。

30代の女性経営者は珍しかったから
何かというと、仕事の打合せをしようと
食事会&飲み会に誘われる。

ある時、私は扁桃腺で1ヶ月近くも入院し
そのせいで、売上が立てられず困っていた。

すると経営者の集まりを主催している
隠れエロ氏が、親身になって助けてくれて、
小さな仕事をいくつかもらった。

そのお祝い飲み会後にバーに流れた。
すると何やら怪しい音楽が、、。
チークタイムらしい。

ーーこっちに来るな、来るな。
隠れエロが近ずいてくる。
「わかなちゃん、踊ろう」
「いえ、私はいいです」

エロが、無理やり抱きついてきたその瞬間
剣道三段の私が、エロをぶった切る寸前

「●●さん、わかなはダメよ。私と踊りましょ」

女性の先輩経営者が、私を救ってくれた。
エロは、先輩とチーク踊りながら
胸を触ろうとして、先輩に怒られている。

なぜ私は、ここにいるんだろう。
本当に私と仕事をしようと思う人は
昼間のオフィスに呼んでくれるはず。

私は女性経営者の先輩に感謝しつ
いつかは私も後輩を救うために、
彼女のような行動ができるか?

ーー いや、居場所を変えよう。

私は営業方法を変えることにした。

実態はこんなカワイイもんじゃないけど、
第一弾は、控えめに書いてみた(笑)

当時の女性経営者比率:5.5%
当時の経営者の平均年齢:55歳。
当時の私:32歳。

●わかな語録:隠れエロが出現しない条件下に身をおく。

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