起業前13話:いざテレビ放映、反響が凄まじかった(2)

アメリカ横断ウルトラクイズに出て、よく聞かれる質問。その後の反響はどんなだったのか?仕事に影響は?良いことはあった?などなど。

仕事場では、私を指名するお客様が増えて、ノルマも達成しやすくなった。社内的にも本社の多くの部署(株式部、ワラント課、国際部、人事部 etc) に直通ラインができて、支店内でわからないことはすぐに聞けるようになり仕事が格段にしやすくなった。

渋谷を歩けば、何人にも声を書けられ、またご飯を食べに行った先では、ウエイターがトリュフを差し出し、耳元で「私、応援しておりました。こちらはサービスでございます」ということも。

旅先でも、、、厳しい父に「女友達と旅行に行く」と嘘ついて、彼と箱根に行った時のこと。すると私を目がけて子供達が走り寄ってきた。

「温井和佳奈だ!」と騒ぐので、子供達のウワサが巡り巡って、親にバレないかとヒヤヒヤしたり。

こんなこともあった。今はもうないだろうけど、当時は会社で運動会をやっるのが恒例だった。その時、支店対抗の応援合戦があり、バブルな時代で賞金が記憶がもう薄れているのだけど100万円だか、それ相応の大きなものだった。(記憶違いならごめんなさい)

私たちの支店では、チアガールをやることになり、優勝を狙おう!と会社の帰りにみんなで日比谷公園でチアガールの練習をしていた。もちろん私たち同期「新人類」6人組も一緒である。

すると、ラジオ局の方に声をかけられて、チアガールチームで出てほしいとか隅っこの方で話しているのが聞こえた。なんでもヨーデル(スイスの?)の歌を一般人に歌ってもらい優勝を競うらしい。

剣道部出身の私は、運動会に向けて体育会系の血が騒いでチアガールで何としても優勝を取りたい、ラジオで訳のわからないヨーデルを歌う時間なんてないと思っていた。今日だって、忙しい中、やっと全員が揃った貴重な練習時間だ。

すると「チアガールのリーダと話しさせてください」とラジオディレクター、「私ですが」と迷惑そうに前に出た。すると大きな声で

「あぁ!温井和佳奈!!」と指をさしながら驚いている。

なんとウルトラクイズの番組スタッフの方だった。

私はどうしても運動会で優勝したいからと断ったのだが、頼むから出てくれと言う。同僚と相談したら意外なことに皆さんノリノリ。急遽、その場で私たちはヨーデルを歌うことになった。

肝心のチアガールの練習をやめて、その場でなぜか私たちは、ヨーデルの歌の練習を始めた。しばらく練習をして、本番。

「ヨロレイヒ〜ヤ♬ヨロレイヒ♪ヨロレイヒ♪ヨロレロレロレロレロ」

ちなみに私はとても音痴なので、口パクだけで参加した。そして、ラジオ放送日に誰が優勝するかがわかるという。

そんなことがあって、貴重な練習日を奪われ、運動会の日がきてしまった。私たちは可愛いチアリーダーの衣装で一番目立つと思っていたら、バブルな人たちがたくさんいる。なんだなんだ、むしろ私たちは地味、、、。ヤバいと思っているが、一生懸命チアガールで頑張るも練習不足が否めない。

結果は、優勝はド派手な横浜駅前支店となり、私たちは賞金を逃した。体育会系の私としては、実力を出しきれず残念だった。

しばらくして、ラジオ放送日。私たちは西銀座デパートチアガールチームとして出場、一人おばさんのヨーデル、はにかみカップルのヨーデル、団体で出ているのは私たちだけだ。

いよいよ結果発表。

なんと私たちは、優勝してしまった。ラジオでは大盛り上がり、先輩たちも喜ぶ。私も笑顔をつくる。

しかし、確かラジオでの賞金は、、なかった。

つまり、狙った大きな賞金の優勝を逃し、狙わなかった場所で優勝するが賞金なし。何だか複雑な思いで帰宅をすると

父が上機嫌でびっくりしたと言っている。なんでも銀行に融資をお願いに行ったら、そこの支店長に「もしかして娘さんは和佳奈さんというお名前では?」と言われて融資額も少し増えたらしい。

日常はこんな感じで、瞬く間に日が過ぎた。

そして、そんなある日、会社で私宛に電話がかかってきた。

「福留です!元気か?」

懐かしい福留アナの声だった。

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●わかな語録:本気の者だけが、目指すものを得られる。

◆ 続きはこちら:起業前15話:「父」という障害を難関突破する方法

◆ 最初から読みたい方はこちら↓

起業前1話:バブル時代、ある目的のために給料で「銀座証券レディ」の道を選ぶ

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