お見合いパーティを主催する(起業3)

「温井さん、このパーティーを新規事業にしたら?」
あの「昭和のおじさん」が一人でやっていたパーティを思い出した。
私の方がよっぽど良いパーティができると確信した。

「はい、やってみます」とA社長に言った。
なぜか学生時代の友人も一緒に「はい」と言っていた。

どうやったらお見合いパーティーに人を集められるのか?
調査の結果、私は1つの結論に至った。
「イイ男」を集めたら「イイ女」はいくらでも集まる。

うまくいっていない所は、パーティにはイイ女がいるが、すぐにサクラだとわかる。
なんだかわざとらしいし、イイ女が全く本気でないのがミエミエだから萎えてしまう。

差別化は、VIP専門のパーティーしよう。

男性の資格は医師、弁護士、経営者、MBAホルダー、社長Jr 、または年収1,000万円以上の男性に限定した。(いま思うと、職業で分けるのもね、どうかと思う)

女性はそんな男性が好きな職業、客室乗務員、秘書、モデル、OLなど。女性の資格は記憶が朧げだがこんな感じだった。

特に男性は給与明細か身分証明書などを提示しなければならない厳しさ。
なぜなら職業を偽って申し込んでくる男性が後を絶たないから。

「パーティーに申し込みたいんですが」
という電話が来ると必ず職業を聞いて、
身分証を提示してもらう。

医者であれば何科の医者が聞くことにしていた。
そこでためらいが出ると嘘の可能性が高い。

ある時「医者です」という言い方が怪しいとピンと来た。
「何科のお医者様ですか?」と訊くと、
その男性は明らかに動揺して「ガイカです」と言った。
なんと「外科」の読み間違いだったらしい。

そして、お客さま集めは、あの「じゃらん」へ広告出稿。
ここに出向すれば、あの「バラの会」のように
じゃんじゃか人が集まるのだと思っていた。

しかし、現実は甘くなかった。
広告からくるのは10名から多いときで25名。
あとは自分たちで集めなければならない。
私は段々と、あのバラの会のおじさんのスゴさを認めていく。

昔は集客も大変だった。
郵送でリピーターになってくれた600名に
チラシを同封して毎月送っていた。

チラシだけだと反応が薄いから
コラムを書いて同封したら反応率が上がった。
私はいつしか、チラシを作成、封入、600通分の
糊付けして発送するまでを、私は一人で3時間以内で
できるようになっていた。

今のようにfbイベントページもなく
知らない人にDMを送るなんてこともできないから
よって、ひたすらリストを集め電話かけをする。

ボストン大学時代の友人らは、金融などに続々と入社し、女性でもデリバティブとかやって年収1,000万円とか1,500万円とかもらっていた。

私は、そんな友人たちを横目に
「パーティにきませんか?」という電話を来る日も来る日もかけていた。

電話とDMや広告で集まらない時はビラ配りに行った。
私はどの駅のどの場所で、何時にビラ配りすると
「申込率が最も高い」ということもわかるようになっていた。

ある雪の日、人数が足らなくてビラ配りをしていて
私は一体、何をやっているのだろう、、、
そんなセリフが脳裏をよぎる。

いや、今それを考えちゃダメだ。

広告に載せてしまった日が迫ってくる。
私がおさえたのは、何度も下見をした会員制のゴージャスな場所。
夜お店がオープンする前の時間にパーティーをやるので
超VIPな人たちがそのまま夕食で残ってくれる可能性があるからと、破格の金額で貸し切りにさせてもらった。

「皆様、ごきげんよう」と冒頭で気取った挨拶をし、
お店のオーナーを紹介したりVIPのパーティー感を出す。
誰かが壁の花になってる人がいると、すかさずスタッフが
フォローして自然に誰かと話が出来るように促す。

じゃらんの独身責任者の方が噂を聞いて参加してくださり、
質が高いパーティだと大絶賛してくれたことも(笑)

私たちは、それ以外にも様々なイベントを企画した。

帰国したばかりの私は、人脈がなかったので
雑誌などに出ているベンチャー企業の社長に
コンタクトをして、ゲストスピーカーになってもらい
海外風セミナー付きパーティを開催、「いいとも方式」で
ゲストのお友達を紹介していただき、次のスピーカーに
なってもらったりした。

この時のゲストの一人と、ゆくゆくパートナーとして
Webの事業を私はやっていくことになるとは
この時は夢にも思わなかった。

わかな語録:自分で何かを主催しよう、次の展開が見えるから。

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