マサイ族のお家の中にお邪魔した。
牛糞と水を混ぜ合わせたものを塗って作られる。
屋根は雨季に水が浸入するのを防ぐため、草で覆うらしい。
どちらかというと野生動物から身を守るための場所
という位置付け。
家の中は、意外にもヒンヤリと涼しい。
そして独特な匂いがするけど、決して嫌ではない。
ミルクの香りと混ざり、ともすれば
食欲が湧く。
あー、私はどこでもやっていけそう。
主食はミルクと牛の血、豆などで、
肉はほとんど食べないという。
お鍋にかかっているミルクが美味しそうだった(笑)
マサイ族が日本に来た時、日本のミルクを飲んで
これは我々が飲むミルクではない、と言ったそうだ。
なんだか、家の中はとっても静か。
こんなところで夜、虫の声を聞きながら
寝たら、ぐっすりかつてない深い眠りを
体験できそう。
(日本女性が一人旅で泊まったこともあるとか)
天井高は185cmくらいじゃないかな。
キッチンとベッドでいっぱいの部屋が3部屋。
外観はこんな。倒れそうな家を木で支えてる?
6-7年に一度は建て替えるらしい。
反対に5年以上も持つんだと驚いた。
建て替えるときは、牛糞と草で
女性たちも総出で作る。
ヒビが入ったら、そこにはまた牛糞をすり込む。
全ては地球に戻る素材。
家並みも自体も遠くから見たら
自然の中に溶け込んでいた。
マサイ族の生活は究極のSDG’sと思った。
帰り際にマサイ族男子が
「写真をぜひ送って」というので
電話番号交換。
ナイロビに戻ったらその彼から
電話が鳴った。
「ごめん、写真まだ送ってなかった」
「いや、それよりも今日会えない?」
「・・・え?」
予定が詰まっていると言って切ったが、
マサイ族は、はるか遠くのお家に住んでるんじゃ、、、
ナイロビにいる風だった。
彼の年は私より20歳くらい若い。
そういや、マサイ族との合コンを
先輩女性経営者から頼まれていたなー。
でも、まぁいいや。
また行くときにね。