ADSL回線が入ってきた時代、日本の中小企業は
年間売上3,000万円〜4,000万円が最も多く、
1億円以下の会社は6割くらいだった。
私の会社の売上はおよそ3,500万円になり、
最も多いところに入った。
イベント事業部は楽しかったが、
SNSのない昭和の時代、
集客作業が苦痛過ぎた。チラシづくり、
DM郵送、電話かけ、ビラ配りなど。
そして準備も会場の手配から始まり、
大きな荷物を持ってイベント会場に行き、
準備するのも大変だった。
そもそもお見合いパーティ業者も飽和状態で
ブームも下火になってきていた。
実は私は剣道三段なのだが、
その教え「気・剣・体の一致」を
事業に当てはめてみた。
気・剣・体の一致とは、対戦した時、
①気合(声)、②剣(竹刀)、③体 の
三つが同時に前に出て、
相手の隙に打ち込めた時、
初めて有効打として認められる。
まぐれ当たりは認められない。
ビジネスに置き換えると、
①情熱・ビジョン
②戦略と現場力
③組織の3つを同時に揃え、
世の中のチャンス分野に打ち込めた時、
ビジネスは成功する。
恋愛にも人生にも置き換えられるけど(笑)
長くなるので話を戻すとして、、
お見合いパーティ事業は
気剣体は揃っていたけど、
打ち込むタイミングが遅かった。
なんとか事業としては立ち上がったけど、
成長は見込めない。
次にやる新規事業は、
しっかりタイミングを見極めたい。
すると、A社長が事務所にきた。
「温井さん、Webって知ってる?」
なんでも、新聞、ラジオ、テレビについで
「第四の情報インフラ」になるらしい。
「どんな優秀なプログラマーだって、
システムエンジニアだって、
Webについてはゼロから学ぶんだよ。
これだけのビックビジネスになる分野で、
全員がゼロスタートとなることなんて、
歴史上ないことなんだよ。
だからやったほうが良いよ」
「A社長はなんでやらないのですか?」
と聞くと、今の仕事が忙しくて
やりたいけどできないという。
あー、きたきた。
またもや、なんかワクワクしてきた。
そして、私はWebのことや
ホームページ制作のことなんて
何にも知らないのに、
優秀なプログラマーも誰も彼もが
「ゼロから学ぶ分野」が気に入った。
「はい、やってみます」と私は答えた。
そして、どうせやるなら
1億円の売上を作ろうと決めた。
わかな語録
気・剣・体の一致に習い
ベストタイミングで踏み出そう!