「発酵」思考に取り入れたら、「ひらめき」が得られた

よくアイディアを熟成させようというけど、実は「発酵させる」部分が一番大切なんじゃないかなと思う。私が大好きな納豆に勝手に例えてみると、大豆に菌を加えて、発酵・熟成させると納豆となる。この時「菌」の種類を間違えると発酵できず、納豆にはならないらしい。

思いつきのアイディアが、「これだ!」に変わるプロセス

これも難しい定義を一文でいうと「発酵」とは、微生物の働きにより「人間にとって有益」なものが作用してくれること。一方「腐敗」とは「有害」なものが作用すること。

ビジネス視点にすると、こんなプロセスなんじゃないかな。

①新しいアイディアを思いつく(大豆):この時、たくさんの情報に触れる。様々な情報が交錯して選択され、自分の中で「題材」が決まる。これが新しいアイディア。それがフレッシュなうちに、次のステップへ。

②角度を変えた情報をインプットする(納豆菌を加える):次は視点を変えた情報を「題材」に加える。この時、加える情報(菌)を間違えると発酵しない。

③アイディアを2〜3日寝かす(発酵・熟成させる):入ってきた角度の違う情報は、二日後にはその75%は忘却の彼方へいってしまう。人間の記憶に残る25%は、顕在意識から潜在意識まで落ちていく。

④これだ!という「ひらめき」が得られる(大豆が納豆になる):時間を置いて潜在意識から顕在意識に戻ってきたアイディアは、既に最初のアイディアからは、全く別の独創的なアイディアとなる。

芸術家がよく、作品のアイディアを思いついたら、それを数日間おいて発酵させてから絵を描いたら名作が生まれた、という話をよく聞く。

潜在意識には、膨大な情報や自分の感情、やりたいこと、全てを可能にするパワーなど全てが入っていて、落ちてきただけど、ここにアクセスしたくてもなかなか顕在意識で生活している私たちにはできないけど、この「発酵」のプロセスを意識することで、大きな力をもらえるんじゃないかな。

「これだ!」をもらえる場所

実際、私は発酵・熟成した「ひらめき」が得られる瞬間は、トイレ、シャワーや川、プールなど、水のそばにいる時が多い。

体内にある水分は、栄養分や老廃物を血液中に「溶かして運ぶ役割」をするから、それと同じように「ひらめき」を運んでくれるのかも。

「発酵」意識してみてね!

この記事が気に入ったらシェアしてね
Facebook
Twitter
LinkedIn

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事