あの廃人のまま、夢敗れてカンボジアから去っていれば、こんな思いをすることはなかった。
夢の道に戻れて嬉しさでいっぱいだったのに、もう今日には投げ出したいと思ってしまう自分にも嫌気がさす。
カンボジア好きな私でも、この時は、何がなんでも一刻も早く日本に帰りたかった。
しかし、病院の承認レターがないと帰国を許されない。
もう1日たりとも我慢できない。
ミキを1人私の部屋に残して帰国はできないから、2人ともレターがいる。
後半の数日で格段に楽になったので、いよいよ帰国前に病院に再検査をしに行く。
結果によってはしばらく帰国できない。
再検査結果を聞く時はドキドキした。
結果、2人とも無事に帰国できるレターをもらえた。本当に良かった。
しかし、帰国しようとすると救世主にまた罵倒された。オープンできてないのになぜ帰国するのか?
実は毎日のように問題が勃発して、予定日に店をオープンできなかったのだ。
救世主は他のコンサル先もあるので、どうしても日本に帰国しなくてはならないという。だから私たちには残れと。また卑怯者だの、諸悪の根源だの、罵倒は続く。
「店舗出店なんて簡単、全部自分がやるから」
って言ったのアンタだよね?
こんな心の言葉を救世主にだけは、伝えてはいけない。
全てが終わってしまう。
しかし言いたい。
でも言ってはいけない。
どれだけ罵倒されても、私は絶対に日本に帰る。
この現状全てに我慢できない。
社長であっても、嫌なもんは嫌だ。
問題に対して、3つの対応があるだろう。
①解決策に取り組む。
②解決させないでやり過ごす。結果、問題が問題でなくなる時がある。
③逃げる
この時の私の選択は迷わず③だった。
そして私はミキと帰国した。
救世主からの連続罵倒で、私は自分の存在価値を感じられなくなっていた。もう、どうでも良かった。どうせ一度は撤退を決意していたんだ。どのみちダメだったと思えば良い。
そんな弱い自分が経営者になること自体、間違いだったんだ。
帰国後、私は丸一日寝た。翌日も寝続けた。その後、1週間も同じように寝続けた。コロナの後遺症なのか、うつ病の症状なのか、体が重く、全くベッドから動けない。
なんであんなに罵られ蔑まされないといけないのか、ベッドの中で何度もこのフレーズが浮かぶ。
「救世主とはもう仕事できない」
夢の道に戻れて嬉しさでいっぱいだったのに、もう今日には投げ出したいと思ってしまう自分にも嫌気がさす。
カンボジア好きな私でも、この時は、何がなんでも一刻も早く日本に帰りたかった。
しかし、病院の承認レターがないと帰国を許されない。
もう1日たりとも我慢できない。
ミキを1人私の部屋に残して帰国はできないから、2人ともレターがいる。
後半の数日で格段に楽になったので、いよいよ帰国前に病院に再検査をしに行く。
結果によってはしばらく帰国できない。
再検査結果を聞く時はドキドキした。
結果、2人とも無事に帰国できるレターをもらえた。本当に良かった。
しかし、帰国しようとすると救世主にまた罵倒された。オープンできてないのになぜ帰国するのか?
実は毎日のように問題が勃発して、予定日に店をオープンできなかったのだ。
救世主は他のコンサル先もあるので、どうしても日本に帰国しなくてはならないという。だから私たちには残れと。また卑怯者だの、諸悪の根源だの、罵倒は続く。
「店舗出店なんて簡単、全部自分がやるから」
って言ったのアンタだよね?
こんな心の言葉を救世主にだけは、伝えてはいけない。
全てが終わってしまう。
しかし言いたい。
でも言ってはいけない。
どれだけ罵倒されても、私は絶対に日本に帰る。
この現状全てに我慢できない。
社長であっても、嫌なもんは嫌だ。
問題に対して、3つの対応があるだろう。
①解決策に取り組む。
②解決させないでやり過ごす。結果、問題が問題でなくなる時がある。
③逃げる
この時の私の選択は迷わず③だった。
そして私はミキと帰国した。
救世主からの連続罵倒で、私は自分の存在価値を感じられなくなっていた。もう、どうでも良かった。どうせ一度は撤退を決意していたんだ。どのみちダメだったと思えば良い。
そんな弱い自分が経営者になること自体、間違いだったんだ。
帰国後、私は丸一日寝た。翌日も寝続けた。その後、1週間も同じように寝続けた。コロナの後遺症なのか、うつ病の症状なのか、体が重く、全くベッドから動けない。
なんであんなに罵られ蔑まされないといけないのか、ベッドの中で何度もこのフレーズが浮かぶ。
「救世主とはもう仕事できない」